降雨に見舞われ宿敵にも見舞われたユナイテッド 21−22プレミアリーグ
雨が降りしきる中オールドトラフォードでマンチェスターダービーが行われた。
スタメンとフォーメーション
ユナイテッドはダービーにも新システム3−5−2で挑んできた。
このシステムの嬉しいところはCBの枠が3枠になることで当ブログ一推しのバイリーの出場機会が増えるからだ。今シーズンからヴァランも加わりますます肩身の狭い思いをしていたバイリーにとっては大きなチャンスだっただろう…。
シティは最前線中央にベルナルド・シウバを置き偽9番と化し前線で流動的な動きでユナイテッドを翻弄した。
前半
ユナイテッドは守備時本職SBの両ウイング、ワンビサカとショーが降りて5−3−2を形成。ボールを保持するシティに対して前半はこの体制で迎え撃った。
前半序盤のシーンでユナイテッドの5バックに対しシティは前線の5レーンを埋め、最終ラインはユナイテッドの2トップの第1プレッシャーに対し3枚で回し、前線5で後方3+2の2ユニットのシーンが見られたが以降は顕著に現れなかった。
6分にこの日最初のチャンスがマグワイアに訪れるが決めきれない。
すると早くも7分、バイリーがクロスの処理を自陣ゴールに叩き込んでしまいシティが先制。ようやくスタメンとして出られているバイリーだが最悪の出だしとなった。
個人的にはここで17−18のリヴァプール戦(2−1勝利)のバイリーのオウンゴールがよみがえる。
29分には、バイリーとワンビサカの間をフォーデンに抜けられ最後はジェズスに決定機を与えた。デ・ヘアがセーブしたもののあわや追加点を献上するところだった。
39分にリンデロフが最終ライン3vs2からボールを運んだシーンがあったがシティの4−5−1に突破口を見出せない。その後ユナイテッドのサイド攻撃はうまくいかなかった。
直後の40分にオフサイドながらもロナウドがチャンスを迎えるもシティのミスを前線で回収したユナイテッドがインナーラップしてきたワンビサカを使って生まれたチャンスだった。
前述した通りこの試合はユナイテッドは5−3−2で守っていたが、前半のシティはこの中盤の3の部分の脇を狙らってきた。これによってシティの攻撃をより楽にスペースを与えチャンスを作る。
そして45分その5−3−2の5−3がエリアに集まった後に逆サイドに展開されカンセロに時間とスペースを与えカンセロのクロスにシルバが足を伸ばし前半で2−0。
後半
まずユナイテッドはバイリーOUT、サンチョINでブロック時4−4−2にすることで中盤の脇を使われることを防いだ。
またロナウドのスパイクも交代。
シティはさらに流動化しウォーカーが偽サイドバックでかなり中央でプレイ。逆サイドバックカンセロと近距離でパス交換をする場面もあったくらいだ。
80分には遂にファン・デ・ベークがフレッジに代わってピッチに。
試合終盤はオールドトラフォードに空席が目立つ。
結局後半もシティにスペースを埋められたユナイテッドはなかなかバイタルエリアに入ることができなかった。
そしてユナイテッド0、シティ2でタイムアップ
ユナイテッドファンにとっては試合を支配され宿敵にホームで屈辱的な敗戦となった。ボールを握られるのは分かっていたとしてもしっかり失点してしまったのは残念だった。