イタリアダービー流石の一戦 インテルVSユベントス
ついに今シーズン最初のイタリアダービーがやってきた。昨シーズンスクデットを奪った者と奪われた者の対決はいつも通りの熱いダービーとなった。
舞台はサンシーロ
基本フォーメーション
左から
インテル
3−5−2
バストーニ
シュクリニアル
チャノハノール
ブロゾビッチ
バレッラ
ダルミアン
ゼコ
ユベントス
4−4−2
シュツシュニー
サンドロ
ベルナルデスキ
ロカテッリ
マッカートニー
モラタ
クルゼフスキ
前半
インテルはいつも通りウイングが下がって5バックを形成
15分にベルナルデスキが肩を負傷しユーベが10人で5−3−1ブロックを組むもゼコに決められ試合が動く。
そしてずいぶん楽になったインテルさん。
20分ごろはインテルがビルドアップするも凡ミスが目立ちユーベがチャンスになるシーンがいくつかあった。
インテルは、局面局面で数的有利を作れていたのでスムーズに繋ぎたかったところ。
また他のシーンではブロゾビッチが3バックの最終ラインに降りてきてユーベの第1プレッシャーラインに対して4−2を作るシーンもみられた。
インテルのプレス時には2CBにたいして2CFがアタックに行くのが通常だが開いたキエッリーニにはバレッラが中盤から飛び出して対応し、中央でアンカー的なポジショニングをしているロカテッリに対してゼコが少しずれて対応。
これは中盤に5枚を敷いているからできるのだろうか。
後半
この試合はお互いに放り込んでチャンスメイクする程度でチャンスらしいチャンスはなかなか見られなかった。
そんな中63分、ユーベが押し込んだ展開から右サイドでベンタンクール、クルゼフスキ、クアドラードで崩しにかかっていたがベンタンクールがオーバーラップしたタイミングでクアドラードがペリシッチに引っ掛けられてしまい、ベンタンクールが前に出たのも相まって大きなスペースを与えたままインテルがカウンター。
そのままペリシッチがファイナルサードまで運ぶと3対3の状況からボールをずらしてシュート。
しかしシュートは明後日の方向へ。
貴重な追加点のチャンスだっただけに決めておきたかった。
両者ファイナルサードの精細を欠くなか、65分ユーベはクルゼフスキに変えキエーザ、クアドラードに変えディバラを投入。
すると70分ごろからユーベにチャンスが来るようになり賑やかになる。
インテルもラウタロに変えて私が他の記事でも推していたサンチェスを投入。
さらにキエーザに手を焼き始めていたペリシッチに変わりデンフリースを投入。そしてキエーザに対してはダルミアンが対応するため、ウイングは右デンフリース、左がダルミアンにチェンジし適材適所。
徐々に勝利に現実味が増してきたサンシーロだったが87分にVARにより微妙ながらもPKとなりこれをディバラが決めイタリアダービーは同点に。(インザーギは退場)
流れ的にもインテルがもう1点を取るのは難しくサンシーロに不穏な空気が流れる
最後にインテルがチャンスを迎えるも活かすことができずイタリアダービーはドローに終わった。
まさにイタリアダービーらしい試合でした。
他のリーグと比べるとシュートシーンも少なくファールなどで試合が止まることが多かった試合ですが、見ていて楽しくて退屈しないゲームなのはイタリアらしいと思いました。またサンシーロが舞台というのも最高でした。