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予想が大外れのミラノダービー   ~サッカーにおける流れの影響力~

 

 

 

 

セリエA第5節。

現地時間9月3日サンシーロミランホーム扱いのDerby di Milanoが行われた。

ミランは無敗の勝ち点8、インテルは一敗の勝ち点9で迎えた。

 

 

予想

当ブログはこのダービーにあたって予想を敢行。

 

ksfv.hatenablog.com

 

ざっくりいうとミランが2-0で勝利するという予想。

 

しかし試合は打ち合いとなり3-2でミランが勝利した。

 

 

 

スタメン

スタメン フォーメーション ※ラウタロ、コレア左右逆

 

予想スタメンはミランに対してはすべて的中。

インテルに関してはLWBをディマルコと予想したがインザーギはまず守備のことを考えたのかダルミアンを選択。またラウタロのコンビにジェコではなくコレアを使ってきた。

 

 

前半のピックアップ

まずは先制点がブロゾビッチ。

この試合でスタメン起用されたコレアが下がって受けるシーンが多かったがこれにミランは手を焼いている印象があった。

 

ブロゾビッチの得点シーン↓

ぽっかり空いてしまったCB裏

上図の通りトモリとカルルがインテルの2トップの下がりに引き付けられきれいに裏が開いてしまったシーン。

ゴールを決めたブロゾビッチは直前までビルドアップに関与しておりコレアのアシストのボールを出したときはブロゾビッチをデ・ケテラエ―ルが追う。

 

序盤のミランによるポゼッションシーン

ビルドアップのシーンではミランはトナーリがトモリ、エルナンデス間に位置取り2CBとともに3バックを形成。

これに対しインテルは両WBを最終ラインに加えて5-3-2に可変。そしてトナーリにボールが入ればバレッラがすかさずプレスに入る。

インテルはLWレオンをRWBダンフリースとRCBシュクリニアルで対応したかったのだと思う。しかしそこにLSBエルナンデスが内側でプレーしインテルを悩ませる。

 

ラファエル・レアオ

この試合でドッピエッタ+1アシストを記録したレオン。

戦術的にもインテルを劣勢に落とし込み、自身も全得点に絡むなど大活躍した試合となった。

気になったのは11分のシーン。

左サイドでボールを持ったレオンをデ・ケテラエ―ルがインナーラップで追い越したシーだ。

デ・ケテラエ―ルがインナーラップをしたことによりレオンがカットインするスペースができたが、レオンはデ・ケテラエ―ルへのパスを選択した。

ただでさえ強引に突破を図る、ドリブラーのレオンだがこのシーンではデ・ケテラエ―ルへの信頼感が伺える。

 

流れ

この試合では「流れ」が大きく試合を動かした。

特にミランは同点に追い付いた後の30分あたりはインテルを圧倒し畳みかけた。前半は1-1で折り返したものの後半の序盤で一気に2得点。インテルを引き離したと思えば今度はインテルの時間選手交代の後に流れがインテルに傾き、代わって入ったジェコが一点を返し3-2とインテルが一気に反撃に出る。

最後はミランが逃げ切ったもののメニャンのスーパーセーブがなければ、また試合はわからなくなっていた。