オランダVSトルコのカタールWC予選はオランダが気持ち良くプレーした
オランダ
ベルフワイン メンフィス ベルフハウス
クラーセン デヨング ワイナルドゥム
ブリント VVD デフライ デンフリース
ビユロウ
トルコ
ブラク
チャノハノール
チャクマン コクシュ ヨクシュル ウンデル
ミュラドゥル ソユンク デミラル アイハン
チャクル
前半
ビルドアップではトルコの2枚形成の第1プレッシャーに対してデヨングがCB間に降りて3バックのサリーダを形成、サイドバックが上がり3ー4ー3を形成。トルコは4ー4ー2。
オランダがいきなり先制した。
ベルフハウスからペナルティーエリア内のクラーセンにボールが入りメンフィスとの素晴らしいワンツーで前進しゴールに流し込んだ。クラーセンのゴールで開始1分以内にリードを奪う。
トルコも攻めていないわけではない。裏に出るボールはあったし、トルコのプレーでの歓声が上がることも少なくなかった。しかし裏に出たボールはファンダイクが個人でカバー。ファンダイクの個人戦術が光ったシーンだった。その他にもインターセプトなどでトルコ攻撃をシャットアウトしていた。ファンダイクの個人戦術ありきのチーム戦術設計だったのだと思う。
トルコは得点を奪われてもトルコのプライドは変わらない。タレントを揃えるトルコはユーロ2016からも攻撃性を貫いてきたが、トルコが欧州で活躍しているところはあまり見ていない。
メンフィスがゴールを奪う。
16分、クラーセンとの創造的なワンツーからキーパーと一対一になり、トーキックでゴールに流し込んだ。
再び、38分、クラーセンが獲得したPKを見事メンフィスがパネンカで決めた。助走を短く取り、早くスタートし速い助走だったためよくあるパネンカの形に見え止められるかと思ってが、これがまんまとはまった。
44分ソユンクが退場となる。ソユンクはカバーで貢献しており、ゲームを面白くしていたがクラーセンのPKのイエロー、に続き短い間にイエローを再びもらってしまい前半の内に退場。見ていて非常に残念であった。前半はアンデルが最終ラインまで戻り対応。
後半
トルコは一人少なくなり3ー0を戦わなくてはいけなかなったが、ブロックの際の陣形は4ー4ー1で1のブラクが外されたら中盤の4から一人飛び出て第1プレッシャーを突破したオランダ選手に対してアプローチに行く形。デヨングはすでに交代。
後半はワイドレーンで持ったベルフハウスには対してハーフレーンを誰かが抜けて(主にティル)それを利用し、できたスペースにボールをベルフハウスが運びチャンスになるシーンが多かったが、ベルフハウスはそれを生かしきれなかった。
面白いシーン
52分ブリントがオフサイドを取りに行き見事に成功したがブリントが意図的にラインを上げ入れ替わるような形でトルコが抜け出したため副審は取らずにとりあえず続行されプレーが終わりやっぱりオフサイドにしたところでブリントがブチギレる。難しいシーンだったので許して欲しいところだが...トップレベルでは審判のレベルももちろん期待されるのだろう。
54分後半最初の得点が入る。左サイドベルフワインのアーリークロスに逆サイドから入ってきたベルフハウスが折り返し、メンフィスが頭で押し込む。メンフィスは早々とハットトリックとなった。
70分クラーセンに代わりKSFV推しのフランフェーンベルフが入る。
74分ファンダイクがミドルを放つ。ゴールにはならなかったが質の高いミドルを見せつけることで下がったトルコに対して戦術的にもこの後からの攻撃に少なくない影響を及ぼす良いシュートとなった。
80分途中交代ティルがゴールを決める。無理矢理蹴り込んだゴールだった。
90分、途中交代マレンがついにゴール。実況にもあったようにまさにperfect night。
しかし試合終了直前オランダが自陣深めでのパスをしているとオランダGKビユロウからファンダイクへのパスが弱くなりウンデルに決められる。ややファールにも見えたが、結局クリンシートとはならなかった。
しかしそれでもハイパフォーマンスを見せたオランダ。終わった見れば6ー1と大勝、久しぶりに世界の舞台で活躍するオランダを見れそうだ。
最後に
ファンファール監督を久しぶりに見ましたが昭和のオヤジ感は少しなくなっているようないないような。