マッチイベントが多いイタリアダービー インテルVSユベントス コッパイタリア
コッパイタリアの決勝はスタディオ・オリンピコでのイタリアダービーとなった。
今シーズンのイタリアダービーの成績はインテルが2勝1分けで勝ち越している。
ユベントスはコッパイタリア3連覇を目指すが、この試合を落とせば久方ぶりの無冠でシーズンを終えることになる。
一方インテルはこの試合を落とせば、スクデットをとれなかった場合スーペルコッパ・イタリアーナのみのタイトルとなり今のインテルにはちょっと似つかわない。
スタメン
インテルはおなじみの3-5-2。しかしこの試合ではバストーニに変えてダンブロージオをRCBに置いた。またRSW もダンフリースではなくダルミアンで挑む。
ユーべはディバラがスタメン。ディバラはほぼセカンドトップの位置に構える。
前半
序盤はインテルがポゼッション。
するといきなり7分にマークが甘かったバレッラのエリア外からのシュートが決まりインテルが先制。ユーべはフワついていたところを突かれてしまった。
流れをつかむユーベと耐えるインテル
20分ごろになるとディバラやヴラホビッチがシュートを打つシーンがあり、ユーベがペースをつかむ。その中にいたのはキエッリーニだった。キエッリーニは前向きで対峙するジェコへのボールをダイレクトにインターセプトし、トランジションの面でユーベを優位に立たせていた。
しかしインテルも崩れず体を張り守り切った。
41分負傷のダニーロに代わりモラタがピッチへ。この影響でクアドラードがポジションを下げ4-2-3-1を形成。
後半
試合をひっくり返す3分
50分のサンドロのミドル、53分のカウンターからのヴラホビッチのゴールで一気に試合をひっくり返したユーベ。一気に貫録を見せる。
一気に選手交代
インテルは63分にジェコ→コレア、ダンブロージオ→ディマルコ、ダルミアン→ダンフリースの3枚替えを敢行。
これに対しユーベは66分にベルナルデスキ→ボヌッチ、ザカリア→ロカテッリの2枚替え。
これによってユーベは3バックとなり右WBにクアドラード、左WBにサンドロを置いて守備時5バック形成。この5バックで5レーンを人で埋め、インテルの強力なサイド(ダンフリース、ペリシッチ)を対策。しかしモラタは中盤に降りなければならなかった。ユーベは守備時5-3-2、攻撃時3-4-3に可変。
インテルは守備時5-3-2のユーベに対し3バックの両サイドがボールを運びやすい格好となった。特にディマルコはこの手が得意なのでキーマンとなった。
インテルが一点を追う展開が続く中ついに78にPKを獲得し80分にチャルハノールが因縁のPKを決めて同点とする。
84分に殊勲のキエッリーニがアルトゥールと交代し、ユーベは再び4-2-3-1の編成に戻す。
90+1にインテルはチャルハノール→ビダル、ラウタロ→サンチェスを入れて延長戦に備える。
延長
サンドロ→ペッレグリーニ
スポットライトはペリシッチ
97分にデフライがデリフトに倒されて得たPKをペリシッチが決めてインテルが逆転。(3-2)
102分にも間延びした展開からペリシッチがゴラッソを決め4-2。
この試合ではゴセンスの出る幕はなくなってしまった。
104分にはアッレグリがインテルの挑発に乗り退場。まだ時間が残っているだけにもったいなかった。
延長後半もインテルが2点リードを保持し11年ぶりの優勝を達成した。
結果
MVP:ペリシッチ
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