二の舞ミラノダービー
日本時間2月26日2時50分
同5時5分
またしてもミラノ勢は勝つことができなかった。
ミランは前節20位と最下位に沈むサレルニターナと痛恨のドロー。しかしインテルがサッスオーロに負け、ナポリもカリアリに引き分けるなど救われた1位ミラン。
今節こそは自力で首位を死守したいところだったが、17位のウディネーゼにサンシーロでドローに終わってしまった。
しかし試合開始直後から新監督ブレッシン率いるジェノアが強いプレスをインテルに仕掛け今のインテルがビルドアップをうまくできない。
前からハメに行くジェノアは蹴らせて回収したり中盤で競り勝ったりと集中力が続く。
これに対しインテルは最終ラインでミスが目立つなどジェノアのプレスが効く。
ジェノアの守備時は綺麗に2ラインを敷かず4−3−3気味で守る。
さらにはサイドを得意とするインテルに対してはインテルの3−5−2のウイングバックに入ったところまでもボランチが出ていく。
これにより中央にスペースができてしまうがボール周辺での対人で人数をかけ守り切る。
集中力が落ちやすい後半立ち上がりもインテルを抑えるジェノア。
インテルはシュートチャンスはあるもののジェノアGKシリグを中心に落ち着いた対応を取られスコアレスで終盤へ。
終盤はインテルが最後の最後まで押し込みをかけるが19位ジェノアが守り切り、0−0で試合を終えた。
これによりミラノ勢の直近2試合の勝ち点はミランが2、インテルが1と優勝レースする者たちが下位チームに苦しめられている。
ジェノアに関してはブレッシンが就任してから5試合全て引き分け。インテルに引き分けたことを考えればポジティブに物事が進んでいると考えてもいいだろう。
セリエAはサレルニターナもダビデ・ニコラを招聘しており下位チームが盛り上がりを見せている。