サッスオーロに助けられたミラン インテルVSサッスオーロ
宿敵ミランがサレルニターナに苦しみ、勝ち点1しか上積みできなかたため勝てば1試合少ないながら再び首位に立てるインテル。
インテルは今シーズン中堅クラブ以下にこぼした勝ち点はサンプドリアのドローのみ。
そんな中ここ最近勝利のないサッスオーロとの大一番。
インテルは出場停止のバストーニに代わってディマルコ。ブロゾビッチも出られないため代わりにバレッラが入り、いつものバレッラの位置にガリアルディーニ。またターンオーバーのためゼコとデンフリースはベンチスタート。
サッスオーロはボガやカプートが抜けてしまったが前節ローマ戦はあと一歩のところで勝利だった。しかし主要DFフェラーリを出場停止で欠き代わりにキリケシュの隣にアイハンが入る。
前半
序盤はサッスオーロが押す展開。
2回ほどトラオレに裏に抜けるチャンスがあった。
その流れのまま8分にラスパドーリが先制点を叩き込む。
サンシーロながらサッスオーロがチャンスを作り押す展開が続く。
面白いようにボールがつながるサッスオーロは26分にスカマッカがトラオレのクロスに頭で合わせ追加点。
チャンスとはならなかったが面白いシーンを取り上げたい。
前半32分のディマルコが困って中盤に浮き球を入れサッスオーロが回収したシーン。
左ボランチに入っていたロペスが右に流れ、そこにインテルのRIHガリアルディーニがついていってしまい、空いたインテルの中盤右にプレスから帰ってきたサッスオーロLWトラオレが使いそのマークのためにRCBのシュクリニアルがガリアルディーニの横にまで引っ張り出された。そしてシュクリニアルが空けたスペースをトップ下ラスパドーリが狙い、アイハン→トラオレ→ラスパドーリと繋ぐ。
インテルは直前のシーンでサポートのため降りていたバレッラがラスパドーリに対応してチャンスにさせなかったが4−2−3−1の流動の中からくるトップ下のフリーになるところが垣間見たシーンだった。
それでも前半の終盤はインテルが支配しゴールに迫る。
0−2で終了。
後半
後半の頭からゼコとデンフリースを出してきたインザーギ。
後半も最初からインテルが猛攻を仕掛けサッスオーロを押す展開になるがゼコやマルティネスがビックチャンスを決めきれず、さらにはコンシーリの活躍もあって1点すら返せない。
インテルも攻撃するために跳ね返されたボールを回収しなければいけないがサッスオーロの前線にボールが収まり、結局回収はできるものの時間と体力を大きく使ってしまうインテル。ただでさえハードスケジュールの中これは痛かっただろう。
次第にサッスオーロも2点を守っているだけではなく決定的な3点目を狙えるようになってくる。
それでもハンダノビッチやシュクリニアルの活躍、ベラルディ、ラスパドーリが決めきれないなどで命拾いするインテル。
終了間際にデ・フライがヘッドで1点を返すが直前ののディマルコのハンドで取り消し。
結局サッスオーロが2-0で勝利。
ミラン戦に続きサンシーロで2連勝とし、久しぶりの勝利をインテルからもぎ取った。
サッスオーロはフェラーリがいないのもあり勝てるとは思いませんでしたが組織的に良く、ボールも面白いようにつながり前節のローマ戦よりも面白くなっているので今後も注目していきたいと思います。