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大荒れ親善試合 退場モウリーニョVSペジェグリーニのツッコミどころ満載のプレシーズンマッチ ベティスVSローマ

8月8日に行われたエスタディオ・ベニート・ビジャマリン、(ベティスホーム)でのベティス対ローマのクラブ親善試合。観客はベティスサポーターが少し入った。ローマは新加入ショモロドフ、ルイパトリシオが先発。ベティス、ローマは両者ともにベンチ合わせてほぼベストメンバー。試合は前半いい試合が展開され、後半に荒れる展開になった。

 
前半

試合はいきなり動く左サイドのモレノの仕掛けから得たフリーキックをフェキルが蹴り、競った後のこぼれ球をロドリがゴール左に打ちゴール。ベティスがいきなり先制。ローマはラインをPKマークのところに設定、ゴールを決めたロドリはこぼれ球に反応するためフェキルのボールに合わせにいかず一歩引いて待ち伏せ。一方マークをしておくべきであろうカラフィオーリは誰をマークしていたのだろうか。その後親善試合とは思えないほど両者が熱くなる。13分のコーナーキックのシーンではカルスドルプが審判に詰め寄り、まずカルスドルプがイエローをもらうと、マンチーニとボルハで揉めてその後もだいぶ揉め合いに。すると15分にベティスにアクシデント。サバリが左ももの痛みを訴えて倒れ込んでしまう。チームとしてはテストマッチに置いて試したいプランができなくなってしまったり、本人の今シーズンが不安になったりするなか、モントヤと変わる。(試合と全く関係ないですが、メディカルスタッフがガッツリミズノのスパイクを履いていて気になりました。現在はトップスターこそ日本のブランドを履いていないですが、リーグの中堅くらいだと日本のスパイクを履いているのが見られるので、やはりとても凝って作られている日本のスパイクは海外でも評価が高いですね。)26分ローマが追いつく、4バックのベティスがサリーダしてビルドアップ、サリーダしてきたアンカーのポール・アコクがロングボールを前線に送るがカットされて縦パスがプレスをかけた後のペッレグリーニに中盤で入る。このボールにサリーダしていたポール・アコクがアンカーの定位置にもどりながらペッレグリーニに対し後ろからプレスするがワンタッチフリックで前線の新加入ショモロドフに送られてしまい、2CB間をショモロドフに快走され決められ同点。このシーンだけを見てしまえば、守備をこなせなかったポール・アコクをサリーダで最終ラインに落とすべきではなかったと思える。守備のタスクを負えないタイプならサリーダでアンカーを落として3バックを形成するのではなく、どちらか一方のSBを絞らせたり、元から3バックにしたりキーパーがもっと上がって関与するべきだったと思われても仕方がない。ちなみに対するローマは前半は右SBカルスドルプを高い位置に上げ、左SBカラフィオーリが下がり気味で3バック形成でビルドアップ。しかし守備タスクを負えると判断された選手でも勝負の世界なので負けることもあるので一概に言えないが気になってしまうシーンだったのは間違いない。試合の展開に話を戻す。失点直後のベティスだったがやることは変わらず右サイドに4人選手が固まるなどサイド攻撃を狙うとフェキルが抜け出しスモーリングと1対1、これをスモーリングが突きコーナー。コーナーはショートコーナーでスタート右サイドに2対1をつくり落としからフェキルが「入っちゃうクロス」のゴラッソでパトリシオの手が出ず決まり、2ー1とする。息をつかせないゲームはまだ続く、ディアワラが中盤の底でボールを受けると左サイドへの展開を匂わせつつ、空いているスペースではなくムヒタリアンとポール・アコクのマンツーマンに向かって仕掛けポール・アコクに対して2対1をつくり、開けたスペースをムヒタリアンが使い他の選手もパスを繋いで中央突破。最後はザニオーロがキーパーと1対1となるもシルヴァのファインセーブでローマのコーナーに。39分ベティスがポール・アコクのフックスライディングでマイボールとするとカウンターに転じ、最終ラインが下がりバイタルが空いたところに遅れて入ってきたロドリが受けミドルを打つもパトリシオに防がれ、自身2点目とはならず。40分ほどからはムヒタリアンマンチーニが削りにいき、カナレスもザニオーロに削られる。まさかこれはモウリーニョの力なのか.....。

 

後半

50分ザニオーロのコーナーにショモロドフが合わせあっさり同点(Googleではマンチーニのゴールとなっている。見た感じもマンチーニ)。51分10番カナレスが左足を痛めたか、グアルダートと交代。57分ベティスが勝ち越す、左サイドからのクロスのクリアボールをポール・アコクが拾いフェキル→ボルハと繋ぎ右サイドへヒールで渡してクロス、このボールがマンチーニに当たりバー、こぼれ球をメリノが押し込むも思いっきりハンド。ゴールは認められたがローマ側が猛抗議。これには審判も怒り、キャプテンペッレグリーニ退場、よくわからなかったがスタッフも退場、そして大歓声のなか、スペシャルワン退場。その後も言い合いし試合再開。63分ザニオーロ下がりカルレス・ペレスin。65分ボルハに顔面エルボーをお見舞いしたマンチーニが2枚目のイエローで退場。そしてそれに合わせてまたスタッフが退場。しかし交代選手に退場したはずのモウリーニョが指示しているところをカメラが抜く。その後は9対11となりフィールド8人のローマは4ー4と一列削除の陣形でブロックをつくる。当然ショモロドフなどが務められないので66分ショモロドフOUT→クンブラIN。そして70分何故かパトリシオを変えて交代カードを切る。(交代無制限なのかな?)ウォーターブレイクに入り、退場したのにモウリーニョはスタンドから思いっきり熱心に指示を出す。そしてベティスが複数枚のカードを切り、カルバーリョ、レジェンドホワキンなどが入る。その後は4ー3-1でローマはブロックを敷く。しかし78分にカルスドルプが危険タックルで2枚目のイエローではなく一発レッドでローマ8人。80分4ー2ー1のローマが蹴り出したボールをベティスGKがキャッチしビルドし直しすとローマの第一プレッシャーは1人なので簡単に第一プレッシャーを抜け、第二プレッシャーラインの手前で受けたカルバーリョが左サイドのテージョに素晴らしいスルーパス、パトリシオに変わって入ったフザトをかわしテージョがゴールに流し込む。83分、スーパーゴールが決まる。インテンシティのイの字もないローマのディフェンス(人が少ないのも多少影響)に対しベティスが左サイドでボール交換し、エリア内でフェキルが中に入れてロバートがリフティングして左足ボレー、ゴール右に決まった。その後は4ー3でブロックするローマに対してベティス中盤がパス練習する展開。そしてあれだけ荒れたのにアディショナルタイムなしの89分56秒で主審が笛を吹く。5ー2でベティスの勝利。

 

試合を通して

後半荒れてしまい、試合も続行できるのか不安になるほどでした。問題となったベティス勝ち越しのゴールは明らかにハンドでしたが、審判からは見えない位置で親善試合なのでVARもなかった。審判もカードの出し方に怒りが出てしまっていたがそれ以上に選手が熱くなってしまった。前半はお互いバチバチだっただけに残念。ローマのファールが目立ったがこれはモウリーニョの勝つためのチームに戦わせる泥臭い戦術だったのだろうか。後半のローマ側はさっきまで点の取り合いをしていた相手に10、9、8人で戦うのは酷な話で5ー2は納得のいくスコアだ。